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【黒バス】シュガーポット

第19章 記憶のカケラ


「ありがとう…もう、大丈夫…」
ようやく落ち着きを取り戻した桜は、薄っすらと笑顔を見せた。
「そうですか。それならよかった」
「桜っちは、泣き顔も可愛いッスね」
目元を赤くした桜を見て、黒子と黄瀬は顔を見合わせて笑った。
「や、やめてよ、恥ずかしい!」」
笑いあう二人を見て、桜は顔を赤くした。
「本当のことを言っただけッスよ。それより、どっか入ってご飯食べないッスか?」
「そうですね。僕も少しお腹空きました」
黒子と黄瀬は、桜の手を取り歩き出した。
「もぉ!二人して誤魔化さないでよー」
桜はぼやきつつも、二人に手を引かれ歩いて行った。
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