白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
上がって来た
炭酸ガスを含んだ液体と
タピオカをゴクリと飲み込む…と。
ん?
思ったほど悪くなくない??
「どう?」
『…あ、別に普通…』
「でしょ?
飲んでみたら別に普通で
不味くもなんともない」
うんうん、と
及川さんの声に頷いて
タピオカコーラを飲み干す
そう言えば
しばらく何も飲んでなかったし
いっぱい泣いたし
喉カラカラだったっけ。
甘いミルクティーも美味しかったけど
喉の乾きにはクドくて
コーラの刺激がなんだか凄く
心地よく感じた
『…美味しかった~…!
及川さんコレ駄目なんですか?
全然美味しかったですけど…』
「全然、駄目じゃないよ?
普通に美味しかったよ
俺、見た目とか評判に
流されないタイプだし」
『え?でもさっき…』
確かに微妙そうな顔してたよね?
だからこそ私も
あんなに飲むのが怖かったわけだし
嫌だって思ってた…って、アレ?
もしかしたら
もしかする?
『あの、及川さん…』
「なんだい?」
私の勘違いじゃなかったら
全ては計算