白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第4章 消せない昔、消えない今(後)
『…あ。待っ…』
「待てたらシテねぇ
力、抜け」
思わず引いた腰は
大きな身体で止められ
引き戻され
「ナカでイカせてやるから」
太い指が膣内に入って来る
『あ、痛…』
思わず出た声に
さっき止まったのを思い出し
慌てて口を噤むけど
それは
「すぐ良くなる
もう、止まんねぇ」
無駄な心配に終わったみたい
太い指が肉壁を広げながら
奥へ奥へ侵入して
その度に細かい痛みが
身体に巡って力を抜く事が出来ない
「締めすぎ…余計痛くなんのに…」
緩やかに動いてた指が
動きを止め
心配そうに私を見つめる
鉄朗が瞳に移る
『ごめん…大丈夫、出来る』
精一杯大きく吸い込んだ息
必死に力を抜こうと
意識するけど
入ったまんまの指の圧で
中々上手く行かなくて焦ってしまう
どうしよう
このままじゃ…
そんな事が頭を占拠し
呼吸が荒くなる私に
「焦んなって
無理しなくても…」
無理じゃないのに!
私は本当に鉄朗と…!