第9章 オネエ様と女子力
「夜琉ちゃ~ん♡」
月島さんと日向さんと遊んで?また数週間経って今は7月の真ん中くらい
仕事終わりでちょっと部屋でちょっとTVを見ながら休憩していたら、我らが社長様が入ってきた
『あぁ、おはよーございます』
「うん、おはよ★夜琉ちゃんさ、明日と明後日お仕事だけ?」
『はい、それ以外予定ないですけど…』
「そう、よかった。」
『・・・?』
と、ニコニコしながら及川さんがベッドの上でスマホを弄るあたしに近づいてきた
そして、ベッドがギシッと音を立てて軋んだと思ったら及川さんはあたしの上に跨っていた
「じゃさ、明日と明後日の夜俺に頂戴?」
『・・・??』
言っている意味が分からない
新手の愛の告白?
「…うん、ごめん。今のは俺が悪かった…。あのね、明日と明後日の夜、俺に付き合ってくれない?」
『…といいますと?』
「明後日ね、俺梟谷の社長さんから社交パーティのお誘いが来てるんだ。それでね、異性のパートナーを1人連れてきてねって言われててさ。」
『はい…』
ここまで来て嫌な予感がしない方がおかしい・・・
「それで、夜琉ちゃん一緒に行かない?」
『行きません』
「早いよ!!!」