第8章 水野 ルーム
~ 水野side ~
もう ... 、気持ちよくなることしか考えられなかった 。
その大きく硬いモノで 、俺の中を掻き回して欲しくて 、丁寧に舐め上げる 。
大「 遂に観念したか ... ? 」
松「 自分からこうやっていやらしく舐めるんだ ... 」
何とでも言え ...
俺は再び 男のモノをじゅるじゅると音を立て舐め始めた 。
それから何度も男が代わる代わる俺の中へ入り 、気付けば外は明るくなっていた 。
相「 はぁ ... 、くそ 、もう明るくなりやがった ... 」
朦朧とする意識の中 、男が残念そうにそう呟いた 。
櫻「 随分と愉しんでくれたみたいじゃねぇか ... ? またして欲しかったら 、いつでも相手してやるからな 」
グイッと顎を掴まれ 、その男の方を向かされる 。
大「 おい 、そろそろ行くぞ 」
男達は 満足したのか 、着物を整えて何事も無かったかのように 部屋を出て行った 。
俺も 、他の奴らに気付かれる前に 着物を整え 、風呂へ行った 。
着物を脱ぐと 、至る所に紅い痕 ...
それを見ると 、昨夜の光景が 走馬灯のように駆け巡る 。
そんな情事の痕を消し去るようにしっかりと身体を洗い 、その日の稽古に備えた 。
稽古場へ着くと 、もう何人か稽古を始めていた 。
無意識に昨日の4人を探してしまっていた 。
「 いない ... か ... 」
嫌な記憶の筈なのに 、残念がっている自分がいた 。
櫻「 よし 、始めるぞ 」
聞き覚えのある声に 、その声のする方を向くと 、昨日の男 ...
「 あ ... 」
思わず近付いた 。
「 お前 昨日の ... っ 」
櫻「 あぁ 、お前か ... 、またして欲しくなったのか ... ? 」
耳元で囁かれる 低い声 ...
身体の奥が疼いてしまう 。
「 っ ... 、お前が 望むなら ... っ 」
こうして今夜も 夜の稽古を取り付けてしまった ...
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