第10章 翔さんたらストレート♡
【松本side】
大「明けましておめでとう♪2014年もお疲れでした~」
櫻相二松「「お疲れ様~、おめでとう~♪」」
2015年も明けた深夜、テレビ出演を無事終えた俺たち5人は初詣へと向かう
ここ5年くらい毎年お参りするこの神社
静かに手を合わせ、目を閉じる
今年も一年、皆健康でありますように…
そして、今年は翔さんと………
櫻「……今年は潤と……結ばれますように……♡」
「し、翔さん?!」
隣で手を合わせて拝む翔さんから聞こえた願い事に独り慌てる
ニ「翔ちゃん、願い事ダダ漏れしてますけど(笑)」
その反対側の隣にいたニノが苦笑いしながらこっちを振り向く
ニ「そーゆー願い事は、心の中でお願いしますよ(笑)」
翔さん越しにニヤリと俺に笑みを向けて、先に行ったリーダーと相葉くんを追いかけて行くニノ
俺も追いかけて行こうと振り向いて足を踏み出した瞬間、グイっと肩を掴まれる
バランスを崩しそうになった俺を支える翔さんに、『チュッ』と唇を奪われる
「っ、んっ……」
あっけに取られる俺の耳元に近寄り、小さくささやく
櫻「今から…する?」
「な……」
公共の場で、神前で、この人は何をおっしゃっているんですか
櫻「じゃ、家で待ってる」
呆然と立ち尽くす俺の横を、スッと通り過ぎていく
………今日っ?!
こ、心の準備が………
櫻「松潤~、置いてくよ~♡」
少し先から翔さんが満面の笑みで俺を呼ぶ
神様……
早々とこのあと
願い事が叶いそうです……
ーENDー