第7章 翔さん『悪い子』発言
【二宮side】
ソファーを背もたれに翔ちゃんが床に座る
床には、この間の衣替えで取り替えたモコモコの温かそうなラグ
俺は翔ちゃんの膝と膝の間にちょこんと収まる
スッと後ろから手が伸びて、俺の腰あたりを抱きしめる
風呂あがり、俺よりも少し大きな翔ちゃんのスウェットを着て、袖口から少しのぞかせた指先でカップを押さえ、温かいカフェオレをすする
温かくてゆっくりとした時間が、俺たちのまわりを流れていく
二「しょ…ちゃん、格好いいよね♡」
斜め後ろをチラリと振り返る
本日の『しやがれ』は和装姿や剣道着姿
めちゃくちゃ似合ってた
櫻「んふふ~、惚れ直すなよ♡」
二「はいはい(笑)」
十分惚れ直してますけど?
なんて、にやける顔がバレないようにテレビに向き直る
そしたらだよ?
次週の予告
お題『お風呂入るね!悪い子してない?』
に対して、この人が返したメール
返信『じゃあ俺も入るね。悪い子、確認してきます。』
………おぉい!
それはダメだろ(笑)
そういや、そんなこと言ってたわ(笑)
二「翔ちゃん、確認してくる『悪い子』って……なによ」
櫻「なにって……和が一番良く知ってるくせに♡」
抱きしめられて重なっている身体を、さらに密着させてくる
………俺が知ってると言う『悪い子』、背中に当たってますけど(笑)
二「ちょ、翔ちゃんっ、『悪い子』当たってるって」
櫻「えー、じゃ和が『悪い子』かどうか確認してよ♡」
二「ば……バカ…っ(笑)」