第11章 Festival2
今日は、キラフェスに向けての打ち合わせも兼ねた稽古。
なかなか全員揃うのは難しいメンバー達。
今回は、代永さんと江口くんと入野さんと僕。
神谷さんと良平さんは、少し遅れて来るそうだ。
「自由くんの好きなコってどんなコ?」
「だから!言うなって!」
「あ!?好きなコ!?」
「はいはい。江口くんは黙ってて。」
「何だよ…その扱い…」
「好きなコの話って聞いて欲しくない?」
「僕は、言いたくても誰にも言えなかったからさ~。」
「もし、そうなら聞いてあげるよ?」
目をキラキラさせて、代永さんは入野さんの顔を覗き込む。
「本当に女子みたいだよね…代永さんって。」
神谷さんと良平さんが合流し、打ち合わせが始まる。
「ん?代永さんの女子っぷりは、どこで発揮されるんですか?」
良平さんが当たり前のように発言する。
「それが一つの楽しみではある。」
続いて神谷さん。
「もう!女の子じゃな~い~!」
ムキになる代永さん。
既に女子っぷり発揮してるんですけど…。