第27章 together
リビングのドアを開けて、寝室へ。
ベッドにあやめちゃんを寝かせその上に跨がる。
顔の横に腕を付いて、鼻が触れるか触れないかの位置へ。
「あやめちゃん。」
「俺は、あやめちゃんが好きだよ。」
「まだ出会って3ヶ月しか経ってないけど。」
「でも、時間なんて関係無い。」
「俺にはキミが必要なんだ。」
「もう一度…触れても良い?」
「良平さん…。」
「私も良平さんが好きです。」
「いつも貴方を目で追っちゃうんです…」
「私…良平さんに触れて欲しい。」
「…離れたくないっ」
瞬きをすれば、涙が伝う。
涙の跡を唇で触れる。
もう遠慮なんてしないよ。