第5章 happy birthday☆トキヤ

…避けてる風に見えるよね、やっぱり。

だって最近の私、トキヤ先輩に話しかけられそうになる度に逃げちゃうんだもん。

もちろん話したくない訳じゃない。
むしろ話したいくらい。

でも体が勝手に……


なんか話す機会ないかなー？

そう思って考えてみる。

（………………………………あっ！）

誕生日。

そう。もうすぐトキヤ先輩の誕生日だ。


（それで話せないかな？）


私は人知れずサプライズパーティーを開く決心をした。