第2章 どんなあなたも☆那月
そこにはいつも通りの那月先輩と、疲れきった翔先輩がいた。
那月「あれー?2人ともどうしたんですか~?」
あれ?
さっきのこと、覚えてないの?
放心状態の私の代わりに、翔先輩が口を開く。
翔「それよりもお前、そろそろ仕事だろ?」
那月「あぁ!そうでした!」
翔「ったく!しっかりしろよ!」
那月「はいー。頑張ります!じゃ、いってきますね~!」
そう言って手を振って去っていった。
翔「はぁ。あいつは…」
妙に疲れている先輩に私は聞いた。
舞「……どういうことなんですか?」
そして翔先輩は、私の知らなかった那月先輩のことを教えてくれた。