第2章 どんなあなたも☆那月
舞「那月先輩!お菓子出来ましたー!」
那月「こっちも準備出来ましたよ~」
マスターコースの宿舎内にある、庭園にて。
私たちはアフタヌーンティーを楽しんでいる。
那月「ふふっ。舞ちゃんが作ったお菓子、美味しいです~」
舞「那月先輩の紅茶も美味しいですよ!」
私たちはしばしばこうしたお茶会を楽しんでいる。
那月先輩は優しくて趣味も合うので、男性と話すのに慣れていない私でも話しやすかった。
…でも最近それが好意に変わりつつある。
那月「これも美味しいですね~はい!舞ちゃんも!」
そう言ってお菓子を口に入れようとしてくれる。
口に入れてもらって、私はモグモグと口を動かす。
那月「美味しい?」
舞「…はい。」
…ドキドキしすぎて、味なんてわからないけど。