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私立ウィスタリア学院~新米教師とイケメン教師たち

第7章 生物の先生


「まぁでも安心して。
僕はアヤセちゃんには
そういうことしないから。」

「あ、はい…
えっ、私には…!?
てことは他の女性教師には
してたんですか…!?」

「えっえっと
どどうだったかなぁ!?
よく覚えてないかな…!」
慌てふためいてロベールは答える。

「はぁ…」
飽きれ気味にアヤセはため息をついた。

「と、ところで今日はもう帰るの?」
ごまかすようにロベールは話題を変える。

「え、あ、ちょっとまだ
行くところが…」
目を伏せて少し緊張気味に
アヤセが言う。

その様子を見て
ロベールは何かに気付く。
「あぁ、そうか。
聞いてるよ。」

「えぇっ!?」

ロベールは優しい笑みを
浮かべながら話す。

「僕が君の家庭教師やってたって
言ったら教えてくれた。
他の人には言ってないみたいだし、
安心して。」
ロベールはニッコリ微笑む。

「あ、そうなんですね…。」
アヤセは恥ずかしそうにうつ向く。

「行くといいよ。」

「はい!ありがとうございます!」

そうしてアヤセは
ロベールのもとをあとにした。
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