ひみつのアソビ【IDOLiSH7】【アイナナ】【R18】
第3章 お兄さんも男なんです。【二階堂大和】
大和side
話を聴けば相手の男が気の毒に思えてきた。でも正直な話、少しざまぁみろって思ったのも本音のうちだ。それとわかった事が1つ、コイツは男という生き物を知らない。
「なあ、聴いてもいいか?」
『うん、なに?』
「琴ってさ、もしかしてまだ処女だったりするか?」
『うん...だって怖いんだもん!急に優しかった彼氏が突然…』
なんとなく察しがつく。本能剥き出し状態の男を見たことも無かった所にいきなりその姿を晒されて覆いかぶさられたら誰でも驚く。でも、極端に怖がりなコイツの目には恐怖の対象となった。ってところだろ。
よく考えりゃオレたち男にとっては何でもないことでも、女にとったら怖いだろ。何にも知らない所に優しい彼氏が本能剥き出しの野獣みたいな目をして自分を見てくるんだからな。
「まあ、男なんてそんなもんだ。オレだってセックスの時そうなることも有る」
『でも、大和は私のことなんて妹としてしか見てないんだよね?でもね、私は「まった!」え?』
「オレから言う。少しはお兄さんにカッコつけさせろ」
『うん』
「お前が好きだ。どっちかと言えば愛してる。でも、琴はいつもオレをヤマ兄って呼んでたから我慢しようと思ってたけどそんな事言われたら我慢なんて出来ない」
『いいよ?ガマンしないで。私、大和が好き』
「サンキュ。でも無理しなさんな。ちゃんと待つ」
チュッとリップ音を立てて琴のデコにキスをした
身体を重ねられるのはいつになる事やら…
end