ひみつのアソビ【IDOLiSH7】【アイナナ】【R18】
第3章 お兄さんも男なんです。【二階堂大和】
大和side
現在時刻、PM8:00。普通はこんな時間に女の子が男の部屋になんぞ居座るわけのない時間。
「で、お前はいつ帰んの?そろそろ帰んないとオフクロさん心配するぞー」
『もう一人暮らしだからヘーキ!いつまでも子ども扱いしないでよ』
「はいはい。だったら尚更帰らないとな〜。お兄さんも一応男なんだから警戒しなさい」
『(警戒しても期待してるようなことなんてしてくれないクセに)えー。だってヤマ兄は私を女として見てないんだからいいじゃん』
「それはお互い様な。送ってやるから帰って寝なさい」
お互い様なんて言ってても実際オレは琴を女として見てる。でもコイツはきっと兄としてオレを見てるんだろうな。こうして子ども扱いしてないと、歯止めが利かなくる。
「カレシさんに怒られるぞ?」
『……もう別れた』
「は?いつ?」
『ついこの間。ケンカしたの』
へーケンカね…どうせただの痴話喧嘩で愚痴りに来たとかそう言うかんじですか。やっぱりお兄さんとしてか見てもらえやしないのか……?
「あーはいはい。それで愚痴りに来たと」
『さっすがヤマ兄だね。解ってるじゃん』
「一応お前さんよりは年上だし何年も一緒に居れば分かる。飲むか?」
『うん。ほろ〇いのいちごかもも』
「はいよ。で、なんで、別れたんだ?」
『それはその……』