第13章 さよなら殺せんせー
卒業式当日
「赤羽カルマ」
「はい」
つぎつぎと名前が呼ばれていく
(次は私か‥)
そして名前がよばれた
「はい」
4月からは別々の道を歩んでいく三年E組
卒業式が終わったあと学秀がやってきた
「え?私と同じ高校?」
学秀は頷いた
「なんで?学秀くん頭いいからカルマくんと一緒の高校かと思ったんだけど」
「僕のやりたい事がその高校にはあったんだ」
するとカルマが里奈の頭に腕をのっけてきた
「昨日は言わなかったけど呼び捨てでしょ?」
「あ‥ごめん」
「ほかに里奈と同じ高校の人いるの?」
「ううん後はいないよ」
「知り合いが学秀くんだけか。里奈をよろしく」
「わかった」
(歩んでいく道が違っても私達の絆は変わらない)
end