第1章 攫われて
「な、なにすんのよっ!!!
離れて!こ、来ないでよっ!!!」
そんな言葉をかけても男は
またあずの前に立ちはだかる
「やめて!来ないで!!!」
そんな声を無視して男は
急に腕をひっぱりまた口を塞いだ
「んんうーっ!」
暴れてみても男に押さえつけられるだけで
びくともしない
(気持ち悪い!なんなの!?)
そう思った瞬間
口の中に男の舌が入ってきた
チュクチュクチュウウ
舌から逃げても逃げても追いかけられ
絡められ、吸われる
挙げ句の果てには歯列を舐められ
もう力はどんどん抜けていった
それを見計らった様に男は
軽く肩を押し
ベッドの上にあずを押し倒した
その間もキスは続いたままだった
どんどん力が抜けていき頭が真っ白になっていく
なにをされているのかもわからず
ただされるがままだった