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喪女Φ恋

第10章 森林公園


夏休み…

約束の場所へ行き式部くんを待っていた。
待っている間は待ち合わせ場所にある噴水を見ていた。

今日の私の格好は髪をまとめてアップに結び、Tシャツに黒いデニムの短パンにスニーカーといった地味なラフな格好にした。

(別にデートじゃないしね)
と思っていると式部くんが来て
「ごめんね待たせちゃって」
と言ったので私は少しむすっとしながら
「うん、けっこう待ったよ」
と言ってみた。
「お詫びにコレあげるよ…」
と差し出されたのは日焼け止めクリームだった。
「あっ!ちょうど日焼け止めクリームなくなってて…、ありがとう!」
と笑顔で言い受け取った。

そして木陰の道を少し距離を開けながら歩くとベンチがあったので、そこで一休みする事にした。

私達は絵の事を色々話し楽しく過ごした。

そして帰り際に
「今年は俺の学校の文化祭に来て…くれないかな?」
と言われたので
「うん!良いよ!去年は私の学校に来たし…式部くんの作品見てみたいし!」
と返事をし家へ帰った。
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