第5章 夏休み
夏休みが近づいてきた今日この頃。
たまに同じに電車に乗る綺麗なピアスをしたピアス男子と、チラッと目が合う事があったが私はまだこの時知らなかった。
この先の運命を…
「青音ちゃん、どうしたの空見て何か首を左右に傾けて」
と言われハッとし
「この間入学したと思ったらもう夏休みかー、と思ってさ…」
と言うと茜ちゃんは
「そうだ!良かったら一緒に夏休み海に行かない?」
「え?私…泳ぐの苦手何だよね…」
と目を下に向けながら言うと
「大丈夫だよ!私もあんまり泳げないし…あ!そうだ!二人より多い方が良いからお互い誰か誘おう!」
とニコッと可愛く言われ断れなくなり
「良いね!あ、もしかして茜ちゃん…、小窓くんって男子誘うの?」
と私が言うと顔を赤くして
「う、うん。頑張ってみる!」
と微笑んだ。
こうして夏休みの予定が一つ決まった。