• テキストサイズ

小さな物語【気象系BL】

第15章 honey



Aside

ずっと好きだった

その人はいつも近くにいて
どんなにつらいときも、俺の心を温めてくれた

だけど近すぎて、
これ以上近づいたら、俺たちの関係は壊れてしまう

そう思って、この気持ちはずっと心の奥に隠していた


だけど、ある日の仕事終わり
めったに自分から誘ってこないその人は、俺を家に招いた



N「好きです…っ」



帰り際に後ろから服の裾を掴まれ、まるで少女マンガのような告白


真っ赤な顔を隠すように俯き、少し震えていた


そんなかわいかった彼も…



N「相葉さん、なにぼーっとしてんの?」

普段はこんな調子
クールというか、照れ隠しなのだろうか

だけど

「あ、ごめんごめん、和のこと考えてた」

って笑顔で返すと

N「もう!ばかっ!」

告白のときみたいに顔を真っ赤にして、少し嬉しそうにする

素直じゃない和も、



素直な和も、


全部好きだ

/ 341ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp