第48章 甘い甘い罠を仕掛けて。
「っあああっ!」
官能的…とでも言うのだろうか。
小さく喘ぎながらリエーフは白濁を私の口内に放つ。
量が多すぎて思わず口を離すとぴゅくん、ぴゅくんと吹き出る白濁。
生暖かい液体が顔にかかり、つ…と頬を伝った。
肩で息をするリエーフ。
息が整い、私の方を向くとうわっと大声を上げる。
「美優さん⁈ティッシュ、ティッシュ⁉︎」
リエーフはティッシュを探すと数枚抜き取り、私の口の前に差し出す。
「美優さん!ぺーして!」
そう言うリエーフを尻目に私は、リエーフに見せつけるように喉をそらし、ごくりと飲み込んだ。
『ごちそうさま。』
そう、笑顔でリエーフに言うと飲まなくていいのに…と顔に付いた白濁を拭ってくれる。
『今日の…薄い……?』
「そりゃあ昨日、空になるくらい出しましたから。」
ああ、そういえばリエーフも飲んだんだっけ、媚薬。
リエーフはぱたりとベッドに倒れ込むと私を手招きする。
私は導かれるようにリエーフの横に収まった。
『リエーフ気持ちよかった?』
そう、リエーフに問うとちょっと難しい顔。
「まあ、気持ち…よかったですよ?」
でも、とリエーフは付け足すと話を続けた。
「美優さんいたから、正直いつもより気持ちよかった。」
『そっか。』
「やっぱり画像見ながらより本物見ながらの方が気持ちいい。」
『そっか。』
ん?
画像?
『リエーフ、画像って?』
にこりと笑いながらリエーフを見るとリエーフはひっと顔を引きつらせ壁の方に後ずさりする。
『画像って何?見せて?』
リエーフはがばりと体を起こし、後ろへ下がった。
残念。
そこは壁だよ?
『携帯、見せて?』
にこり、微笑んだ私。
勝てないと思ったのか、リエーフは深いため息を吐くと、スマホを取りにコンセントのある場所に向かう。
そしてスマホを少しいじると、観念したように私にスマホを差し出してきた。
私がリエーフの画像フォルダを開き、羞恥で叫ぶまであと3秒。