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カラ松くんの為なら出来るよね?

第10章 愛の意図


ガチャン
実際にうちの手に掛けられた手錠は
とても重かった。

「ごめんね。莉緒ちゃん」

うちは死体になった莉緒ちゃんに
謝ってパトカーに乗り込んだ。



その時

チラッと遠くからカラ松くんらしき
姿が見えた。
怯えた様子でうちを見てた。

多分

うちが少年鑑別所から出てくる頃にはもうカラ松くんがどこにいるか
すらわからないかもしれない。

だからこれでカラ松くんを見れるのは最後かもしれない。
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