第8章 ここにいたい
「でも安心して!私はこの世界に残るよ」
「やったー!里奈!」
ドロシーは里奈に抱きついた
「本当にいいの?」
「里奈ちゃんの両親が悲しむんだよ?それでもいいの?」
ファルルは水晶をみせた
「これは私の両親じゃないから」
「どういう事?」
「里奈の両親はもういないんだ。さっき里奈からそうきいた。その二人は里奈の親戚だ」
「私はこの世界にいる!ここにいたい!」
「わかったぷり‥里奈を信じるぷり!」
「これからもよろしくね!里奈ちゃん」
「うん!」
ファルルは不安な顔をしていた
「まほちゃん‥里奈ちゃんわかってるよね?」
「里奈ならわかってるはずだ‥いつかは別れがくることを‥」