第2章 谷山紀章さんとの恋(裏)
次の日、仕事がオフだった俺はりんちゃんと俺の家でゴロゴロしていた。
ふと、昨日のことを思い出す。
「ねぇ、」
『ん?どうしたんですか?紀章さん』
「昨日さぁ……何してた?」
『友達と遊んでましたよ?』
「その友達って男…?」
『いえ、女の子ですよ?』
嘘をつかれた。
「そっ、か…」
『?』
『あ、紀章さん。明後日ひまですか?』
「ん?あ、あぁ。ひまだよ」
『なら、明後日はうちに来ませんか?お昼ご飯作らせてもらえると、うれしいんですけど…』
「マジ?めっちゃうれしい!」
『本当ですか?よかったぁ!』
「ん、そろそろ帰らないとダメなんじゃない?」
『あ、本当ですね』
「おくってく」
『ふふ、ありがとうございます』