第4章 ごめん
「あ‥ストラップ」
里奈はいそいでストラップをリエーフに見せた
「リエーフ‥ストラップは取られてないよ?」
「え‥?」
「私学校でストラップ落としたんだけど黒尾さんが拾ってくれたの。でもクラスの男子にちゃんと言えなくて‥。なくしたって事になっちゃたんだ‥だから‥だからリエーフ」
リエーフは何も言わず里奈を抱きしめた
「ストラップ見つかって良かった‥家にいるとき電話きてさ‥それで慌てて‥探しに行ったんだ」
「本当ごめんね!ごめんなさい!!」
「泣かなくてもいいのに‥」
「でも‥」
「俺なら大丈夫っす」
リエーフはそういうと笑った
「あ‥黒尾さん」
「助けてくれてありがとうございました」
「おう!リエーフ明日から学校こいよ!部活もな!あと加藤さんに迷惑かけんじゃねぇぞ?」
「はい!」
end