第5章 え?着いてきたの?
すると芽瑠が小声で
「大丈夫!あたしは友達…紫音の好きな人を取ったりしないから!」
と言った。
確かに芽瑠は約束を守ってくれる良い友人なので信用して、酔った雫くんを支えながら自分達の食べた分だけお金を置いて店を出た。
……
「ねぇ~今日色咲ん家行っても良い?今親が喧嘩中で居づらいんだよ~」
と言われ私は蒼鈴さんも居るし…って言っても雫くんには見えないけど…
と思い断ると…
「じゃあ~ホテル行こっかぁ~!」
と言われ私は
「え?私家に帰ってやる事があるから…」
と断ったが腕を捕まれホテルに連れ込まれた。
そして雫くんにソファに押し倒され
「オレさぁ~実は前から色咲の事好きだったんだよね~」
と私の服を脱がそうとしてきたので
「や、止めて!雫くん酔いすぎだよ!」
と慌ててバッグを持ちホテルから出ていった。