第5章 え?着いてきたの?
私は
「なんで着いてきたんですか?」
と聞くと
{…紫音がお父さんみたいな奴を好きになってないか心配で…}
と言った。
(何だ…心配してくれてたんだ…。お父さんみたいな奴…)
とお父さんの事を思い出そうとしたらまた激しい頭痛に襲われた。
頭を押さえてると
{大丈夫?ごめんね…俺のせいで…}
と言われ頭痛を押さえるため考えるの止めた。
「とにかく、私が好きな村雨くん…私の斜め前に座ってた人は酒癖もないし大丈夫だよ!」
と言うと
{良かった…。じゃあ俺は家で大人しくしてるね}
と言い壁をすり抜け行ってしまった。