第2章 つわり
私はつわりはそれほどだったのですが、多少の変化はありました。
これは妊娠に気付く直前の話なんですが…。
彼氏「今日なんか晩メシ食って帰るか〜。凪何か食いたいもんあるか?」
この日は彼氏の仕事が休みで私もバイトが休みだったため、二人でカラオケデートをしました。
カラオケボックスを出た後ご飯に誘ってくれたので「親子丼!」と答えました。
凪「なんかなぁ…親子丼って言うよりは、出汁の染みた米が食いたい」
彼氏「珍しいなぁ?普段米なんか滅多食わんのに…」
こんな事本当は言ってはいけないんですが、実は私は結構な酒呑みで普段はつまみ系しか食べない。
まったく米を食べないというわけではありませんが、月に1回とかそんな程度です。
自分でも少し疑問に思いながら近所の和食屋に行き、親子丼を注文した。
凪(あ、めっちゃ美味い!!)
出汁が染み込んだご飯は凄く美味しかった。
そして代わりに…
凪(ん?なんや、酒が不味いな……)
いつも大抵のお酒は美味しいと感じるのに、この時は美味しいと思わなかった。
なんか変だな〜と思っていたら、まさかの妊娠でした。
妊娠がわかってからはお酒は飲まなくなりましたが、甘い物を食べる事が多くなりました。
それまでは辛党でチョコレート(カカオ80%以上の物に限る)以外の甘い物はほとんど口にしなかったのに、ケーキやパフェなどのスイーツ系をよく食べるようになりました。
凪(オレ、糖質は全部酒で摂ってたんかもしらんな……)(汗
けど、つわりがまったくなかったわけではありません。
元々鼻がいいのですが、スーパーなどに買い物に行ったら鮮魚コーナーに着く前(酷い時はスーパーの入り口からでもアウトだった)に臭いで吐きそうになるなど、臭いにかなり敏感になりました。
とくに男性の臭い…金曜の夜に電車に乗るのは地獄でした。
凪(うぅ…気持ち悪い。加齢臭やらタバコ臭やらで死にそう……)(汗
金曜の夜は飲み会帰りのお父さんがいっぱいで、その中で生き残るのは困難だった。
あと…
凪(うぇっぷ…この兄ちゃんめっちゃ臭い!!ムスクの匂いか?キツすぎる!!)
お父さん(加齢臭)だけ悪者にした事を反省した。
若い子の香水やムスクの匂いもダメでした。
シトラス系ならまだいいのですが、甘い系や匂いの強いモノはかなりキツかった。