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【イケメン幕末】春を呼ぶ嵐のように(R18)

第4章 教えてあげる<大久保利通>




もう、我慢できない。一際動きを強めれば、抗えない波が押し寄せる。


「あ、いや…ッ。大久保さん、わたし…ッ」

「…っ」

「あッ…あぁぁッ」


電気が走るようなビリビリとした快感に身を委ねて。二人はぎゅっと抱き合ったままで、果てた。


「ん…」


余韻に浸ってぼうっとするに、大久保が優しく口づける。髪を撫でると、とろんとした瞳が嬉しそうに細くなる。


「ごめん…気遣えなかった」

「いえ、私も…気持ち、良かった…ので」


さっきまであられもなく乱れていたというのに、はその言葉を真っ赤になって囁いた。


「大久保さん、ごめんなさい。皺に…」


ずっとがしがみ付いていたせいで、大久保の官軍服に皺が寄っている。


「気にしなくていい…すごく、可愛かったから」


自分に必死にしがみ付いて乱れるの姿が忘れられない。

官軍服を着直そうとしているに手を貸しながら、大久保は情事の間気になっていた事について口を開く。


「やっぱり、そのスカートは封印」

「え、でもせっかく」


大久保さんとのお揃いなのに。


気落ちしたように目を伏せるに、大久保は微笑んだ。


「下だけ、作り直せばいい。俺と同じようなズボンでもいいし」

「ズボン、ですか」

「そう」
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