第53章 レシーブ
「あ、やっぱりまだやってる〜」
「ホントホント」
梟谷のマネージャーさん達が顔を出す。
「どうかしたんですか?」
代表して京治くんが尋ねる。
「ん〜、なんもないよ〜」
「そうですか」
「うちらも見学して良い?」
「もちろんです。
では審判をお願いしても良いですか?」
「良いよ〜」
「ありがとうございます」
「良かったね、美香ちゃん」
「はい…」
「あれ、波瑠ちゃんもやるの?」
「はい」
「そっか、頑張ってね〜」
「ありがとうございます」
マネージャーさん達に審判を任せ、試合が始まる。
サーブ権は相手チームだ。