第42章 ペナルティー
「お、青城のエースの奴」
「あ?
あぁ、梟谷のエースか。
俺に何か用か?」
「このあと一緒に練習しねーかなー、って。
俺のスパイク練付き合ってくんね?」
「木兎さん、その言い方は失礼ですよ。
それにブロック練習をウィングスパイカーに頼むのは筋違いも良いとこです」
「赤葦ひでー。
先輩傷ついちゃったぞー」
「柏木、この正セッター3年じゃねェのか?」
「2年生ですよ」
「主将ミーティングにも来てたからてっきり3年だと。
だって副主将だろ?」
「2年で副主将をさせて貰ってます、赤葦京治です。
合宿中はうちの木兎さんが迷惑をかけると思いますが、宜しくお願いします」
「いや、それを言うならうちの及川も迷惑をかける。
あー、それと練習ならうちのミドルブロッカーを一緒にさせて貰っても良いか?」
「おー、良いぞ」
「青城のミドルブロッカーって言ったら松川先輩と金田一ですか?」
「まぁ、そこら辺だな」