• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第3章 クイーン


休憩に入り、仕事がひと段落するとスイッチを切った。


やっぱり入れたままだと疲れるな。


ふぅ…と長めの息をゆっくり吐き出す。


スイッチが入っている時は、いつでも動けるように常に身体が暖まっている。


元々低体温ということもあり、それを持続させるのが辛かったりする。


体育館の端の壁に寄り掛かる。


「とりあえず自己紹介からするべ」


菅原さんの提案で各々自己紹介を済ませる。


「柏木波瑠です」


名前だけを簡潔に述べる。


「こ、こいつスイッチ切れると基本的淡白なんで」


影山が珍しく他人をフォローした。


「なんで俺がお前のフォローをしなきゃいけねぇんだよ」


傍に2人しか居なくなったところで、イライラした様子で言う。


「そっちが勝手にしただけ」


「あ?」


「睨んでも怖くない」


あの笑顔の方がよっぽど怖いし。
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp