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【ハイキュー‼︎】女王と月

第3章 クイーン


「ちーっす、柏木」


放課後1番にクラスに来た。


どこから来るんだろう、その元気は。


「ほらほら行くぞー」


「あ、ちょ…」


腕を引っ張り、走り出した。


日向くん…何気に脚速い。


「あー…また影山に負けた」


「ふっ…」


先に来ていたのは影山。


最悪…。


向こうも同じような反応をしている。


「お。

相変わらず早いな、日向影山。

今開けるからな。

そっちの子はマネージャー志望?」


「「ちわっす、澤村さん」」


「やるつもりないです」


「あぁ、そうみたいだな。

なんかすまん、うちのが」


掴まれたままの腕を見て苦笑した。


「え?

わぁっ、ごめんっ」


手を離すと盛大に赤くなった。


しばらくすると部員が集まって来る。


皆一様に私に目を向けた。


「うぉぉ、新しいマネージャーっすか⁉︎」


「ナイスだ翔陽!」


「それはまだ、です」


だろうな、という視線を送る影山。
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