第13章 相思相愛

「ここ…どこ…？」
夢なんでしょ？だってこんな事
あり得ないもん！ならはやく…
覚めてよ…


この世界であの六つ子達にはドキドキすることいっぱいしてもらった。
女の子の夢。いっぱい叶えてもらった。多分一生出来ない事も…

確かにリアルなんてクソゲー
だけど…。うちには毎日のように
携帯で夢小説を読み漁るあの生活がお似合いだったんだ。
だからこんな夢見ちゃったんだ。

…ほんと呆れちゃうよ。自分に。
そう思った瞬間

ツゥ…と全てを観念した涙が

頬を伝った。