第1章 ゼンウィスタリア
私は自然が豊かな田舎で育った
王子様にも会ったこともない
「王子様に会いたいな‥」
里奈は綺麗な赤い髪をしている
だが赤い髪が恥ずかしくて帽子をかぶり隠している
「里奈!手伝って」
「はーい!」
里奈の家は薬屋だ
「いずれはついでもらうからね」
「はーい‥」
実というとあまり気が向かない
薬を作るより剣の稽古をしたい
隠れて剣の稽古はしているが最近は薬屋の仕事が忙しく出来ていない
剣の稽古を始めたのは自分の身を守るためでもある
里奈の赤い髪を狙ってくる人がいるからだ
「はやく‥終わらせたい‥」
「里奈ー!お客さんだよ!」
「え?私に?」
急いで外にでるとみかけない三人がたっていた
隣には馬もいる