第16章 PROVE-証明する-

やばい。
本当に俺コイツ以外
抱けなくなりそう
　
グッタリとベットに沈む姫凪に
俺も重なる　　

「大丈夫か？身体辛くねぇ？」

乱れて毛先が絡む髪の毛に
手櫛を通すと
俺と同じ色がサラサラと
指の間を滑り落ちる

シャンプーの匂いと
俺の匂いか混ざって
鼻孔を擽る　　

『んー…たぶん？
…なんかね…ふわふわしてる
後…チョット…ジンジンも…
あ！でも！痛いとかじゃないからね！
あの…気持よかった…よ…
明光くん…と…の…セックス…
うぅ…恥ずかしくなってきた……』