白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第16章 PROVE-証明する-
姫凪の家の前に
車を停めて
インターホンを鳴らす
「………。
今、何時だと?
姫凪さんは寝てますが?」
まあ、こうなるよな?
帰る?明日まで待つ?
「すいません。急用なんで。
失礼します」
それが出来るなら来てないってな?
強引に入り込む俺を
「何回目ですか?」
お手伝いさんの声が止めた
「はい?」
「姫凪さんは
分かりやすいですからね
なにかあったらスグ分かります
また、泣かせましたか?
次は何をしましたか?
いつまであの子を
振り回すんですか?」