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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第15章 OUTGOING-去っていく-
耳に響く自分の声で
ドンドン怖くなる
私には誰も居なくなる
もう一度フラフラ立ち上がって
部屋を出る
「僕のパーカー
着て行きなよ
そんなカッコしてたら
襲われるよ?」
蛍くんが着ていたパーカーを
投げて
「姫凪の好きにしなよ
でも無理したら
怒るからね」
相変わらずの口調で言った
無意識に頷いて
家を出る
明光くんに電話をかけてみるけど
繋がらない
胸もドンドン苦しくなって
歩くのも辛い
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