第14章 NOD-うなずく-

お風呂を済ませて
リビングに戻る

少しの期待を持って。

『あの！電話は………』

「来ておりません
月島さん仕事じゃないんですか？
あまり急かすのは
良くありませんよ？
仕事は大切ですから」

淡々と私を諭す

分かってるもん…
でも…逢いたいもん…
　
「電話は止めて
メールにしたら良いのでは？」

不貞腐れる私に
溜息を吐くお手伝いさんに

小さく頷いて
部屋に帰って
メールを作る