白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第12章 【LONGING】-願望-
重くなる瞼のを
必死に開けると
「明日も逢えるよ
明後日もこれからも
俺はお前が逢いたい時には
絶対に隣に来てやるから
安心して眠っていいよ?」
明光くんが大きな手で
私の瞼を下ろす
その言葉を最後に
ユックリ落ちていく夢の中
私は幸せだった
求められる事も
与える物がある事も
これで大人にもっと近付いて
明光くんを
独り占め出来ると信じてた
明光くんをただひたすら
信じてた
明光くんが優しいのは
私にだけだと
自惚れてた