白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第11章 KITTEN-仔猫-
「ふーん?ま、いーや
姫凪にイタズラしちゃ
だめだぞー?
お仕置きすん、ぞッ」
ピンッとデコピンした後
アニキが姫凪を
抱っこして部屋を出て行く
なんだよ…アニキのじゃ…
ないじゃん…
ほら、まただ。
無性に寂しくなる
姫凪が温いからかな
隣に居なくなった途端
物足りない様な
寂しい気分になるんだ
しばらくベットで
丸まって
気持ちが落ち着くのを待つ
チッ…と舌打ちして
机に向かうと…
僕の机の上に置かれた
姫凪のノートと教科書