白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第10章 JUST FIT-ぴったり合う-
蛍くんがギューとか
珍し過ぎて困る
プチパニックで固まってると
「…嫌ならハッキリ言いなよ
別に深い意味はないから」
蛍くんが私の身体を離す
『え?嫌とかじゃなくて…
なんか違和感??
蛍くんこそ嫌じゃないの??
姫凪なんか
可愛くないんでしょ?
面倒くさいんでしょ?
バカバカ言うし……』
「あんなの本気にしたの?
僕はアニキと違って
人前では言わないだけ。
ほら行くよ」
蛍くんが私の手を握って
歩き出し
「可愛いよ。凄く。」
ニコリと笑って続けた