第10章 JUST　FIT-ぴったり合う-

蛍くんてば！
チョットヒーローみたいで
カッコイイ！

なんて見直してたのに

「なにバカ面してるの？
フラフラしてるから
あんなのに絡まれるんデショ？
迷惑かけたいのかな？
ただでさえミクロで
見つけにくいんだから
勝手にどっか行かないでくれない
面倒くさい！」

ケチョンケチョン！！
そりゃあ私が悪かったケド!！

『そこまで言う事ないじゃん！』

蛍くんの背中を叩くと

「はぁ？助けなきゃ良かった？
僕が居なかったら
エッチな事されてたかもよ？」

私を睨む蛍くん