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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第2章 BALLAST-安定させるモノ-
『あ…今日はね…
ピアノのお稽古があるの…
もう行かないと…』
「ふーん。またね。バイバイ」
蛍くんは昔から
素っ気なくて
この時はまだ少し怖かった
「送ってく。行こう姫凪」
『え?良いよ?近いもん』
首を大きく振ると
「暇なんだよ(笑)散歩だ散歩」
私の手を握って歩き出す
知ってる。
本当は部活で疲れてる事
受験のお勉強だって
しなきゃダメな事
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