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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第7章 GRAVE‐刻み込む-
結局一睡も出来なかった
朝ご飯も食べれずに
学校へ向かった
道の向こうに
明光くんと蛍くんが見える
足が止まる
二人の背中が見えなくなってから
歩き出そう
あそこは私が
居ちゃいけない場所
『明光…くん……』
思わず小さくなる背中に呟いて
蹲ると
「姫凪?お腹痛いのか?」
蹲った私の頭を撫でる大きな手
『明光くん?なんで?
遠くに居たじゃん…』
声なんか聞こえないはずだよ?
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