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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第6章 FALSE‐本物でない-
"なんで兄ちゃんと
チューしてたの?"
聞こうとしたけど
聞けなかった
聞いちゃいけない気がして
問い詰めたら
また悲しい顔しそうな気がして
キミの悲しい顔は
僕まで悲しくなる
なんでかは
ヤッパリ分かってなかったけど。
家に帰って僕が着替えてると
「蛍〜。オヤツ〜」
お母さんの声がして
僕はリビングに向かう
姫凪の定位置のソファー
いつもなら
すぐテーブルにつくのに
姫凪が動かない
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