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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第6章 FALSE‐本物でない-
……まさかね…
だって歳だって
沢山離れてるし
確かあのカンナって
彼女だって居たはずだし。
「姫凪、行くよ?
山口待ってる」
数歩先を歩いて
振り返ると
「あ、姫凪は後から行くよ
チョット先に言ってて?」
兄ちゃんが僕の背中を押す
「え?うん。分かった。
早く来なよ?姫凪の足じゃ
離れ過ぎたら追いつけないから」
「ハハッ。すぐすぐ!」
「ならいいけど……」
後ろを気にしつつ
山口に合流する
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