白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第6章 FALSE‐本物でない-
明光くんが先に
蛍くんのオデコに手を当てて
次に
私のお腹をユックリ擦る
『あ、うん。痛い…明光くん……
姫凪…お腹痛い…』
ギュッと明光くんに
しがみついて
その手を握る
連れてって?秘密のお部屋に
イッパイ甘えたい…よ?
声に出せない想いを
目で訴えると
「チョット休んだ方がいい?
眠い?姫凪?」
"眠い?"はお部屋行こうって意味。
『うん。チョット眠る…』
素直に答えてまたしがみつく
甘い匂いに違和感を覚えながらも
その奥の明光くんの匂いを
必死に探した