第5章 ERR-過ちを犯す-

「いー子にはチュー、だぞ？姫凪」

姫凪をベットに
引き上げ組み敷く

『え？あの…近くに来て…？
…届かない…』

「首に腕回してきてみ？」

笑いかけると
細っこい腕が首に巻き付く

「そのまま俺を引き寄せてみ？」　

グイ…と…引っ張られる力に
身を任せて
身体を落としてく

「はい。近くなった。チュー、は？」

『明光くん…いー子……』

長いキスが送られ
小さく息継ぎして
また合わさる