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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第4章 DENY-拒否-


ギューッて身体が合わさって
ポカポカした
手を繋いで
明光くんのお家に
ちびにゃんを連れて帰った

「あら?姫凪ちゃん?
え?猫、ちゃん??」

「母さん、里親見つかるまで
家に置いていい??
俺が探すから」

「それは良いけど…
どうしたの?彼女の所に 
行ってたんじゃ…」

おばさんの声に
暖かかった心がチクリと痛くなる

「今日はもう解散。
また明日も学校で会えるし。
それより姫凪に
なんか飲み物入れてあげて?
泣いてたから喉乾いてるはず」

おばさんは甘いミルクを
作ってくれて
それを持って明光くんの
部屋に向かう

「姫凪…おいで…」

『うん、明光くん』

手を引かれて
部屋に入る

いつも入ってた
明光くんの部屋が

この日を境に
二人の秘密の部屋になった
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